スピリチュアルからみた家族
スピリチュアルから見た家族とは、「お互いの魂の成長のための学びの場」です。たとえ肉体的に血がつながっていても、魂はそれぞれ別個の存在です。魂という観点からみると、まったく違う個性を持った魂の集まりなのです。
そして、それぞれの学びをために同じ学校に入学したのが”家族”という関係になります。ですから、性格はそれぞれ異なりますし、家族といえども気が合わなかったり、価値観の違いがあったりしてぶつかることもあるでしょう。
距離が近いからこそ、逆にうまくお互いを理解しあえないというケースもあるかもしれませんが、それもそれぞれにとって必要な学びですし、そのことをマイナスに捉える必要はありません。そのような関係を通じて切磋琢磨し合って、魂を成長させていくのが家族なのです。
私たちは、生まれる前のことは記憶にありませんが、魂の成長のために自ら望んでこの世に生まれてきました。そして、人生での経験を通じて、自分にとって必要な学びを得て、より自分自身を成長させようと日々生きています。
才能の開花もその魂の成長の一つです。魂が進化したいと望んでいるから、私たちは“もっと向上したい”、“能力を開花させたい”と思うのです。赤ちゃんは何も言わなくても自分から立とうとし、喋ろうとし、いろいろなことをやってみようとチャレンジします。これは本能的に自分を成長させようとしているのです。
そして、家族は、お互いの魂の成長をさせていく上でご縁があって集まった仲間です。仲間ですから、よりよい家族関係を築き、協力し合っていけば、さらに魂を向上させ、才能も開花させていくことができるのです。
せっかく今世でご縁をいただいて家族として生活できるチャンスを持つことができたのですから、個々ができることに取り組んで親子で一緒に楽しく才能を磨いていくことができれば、それぞれの人生ももっと楽しく、幸せになるのではないでしょうか。
家族は長い期間一緒に過ごしますので、大変なこともたくさんあると思います。ですが、できるだけいつもポジティブにフォーカスを当てて、愛を忘れず、明るく、幸せな気持ちで過ごしていくことをおすすめします。そうすれば、家庭が明るくなり、家族も前向きになり、家族みんなの能力も自然と開花させやすくなっていくはずです。