親子能力開花プログラム - スピリチュアルを活かして真の潜在能力を開花させるプログラム

学力と能力開発

学力と能力開発

続いて、学力と能力開発の関係性についてです。ここで注意していただきたいのは、学力と能力開発が必ずしも同時に行われるわけではないということです。

 

一般的に学力というのは、国語や算数、理科などのいくつかの限定された科目で判断されますが、能力が開発される幅というのは無限大です。必ずしも一般的な学力に応じた部分の能力が開花されていくとは限らないのです。

 

例えば、職人、スポーツ、美容師、漫画家、起業家などの才能を持っている場合、学校の学力ではなかなか才能の度合いを測るのは難しいでしょう。ですが、お子さんがそういった分野の可能性を持っていることも十分考えられるのです。

 

もちろん生活に必要な読み書きなどは、社会に適応するためにある程度習得していく必要はあるでしょうが、能力開発=学力アップとならないケースも多くありますので、成績が悪いから才能がないと決めつけずに、広い視野を持ってお子様を見守ることをおすすめします。

 

子どもに興味がない、なかなかうまくできないのは、その子の人生にとってあまり必要でないことが多いです。ですから、無理に何でもさせる必要はないのです。

 

もちろんこれは大人にも当てはまります。例えば、私の場合は数学があまり得意ではなく、今でも数字は苦手です。たくさんの数字を見ていると頭が混乱してきますし、数字の入った文章を読んでいても数字の部分だけが抜けたりして、読み返したりしています。

 

勉強を続けることである程度は克服できましたが、数学は試験以外の私の人生で必要だと思ったことは実は一度もありません。仕事では、金額を間違えてはいけないので、いつも電卓を使いますし、帳簿も会計ソフトが自動で計算してくれます。そのため、現在の数的能力は小学校中学年くらいだと思います。ですが、人生で困ったことは全くなく、結局私の人生にとって必要なかったのです。

 

一方で私が子供の頃に興味を持っていたことは、音楽とゲーム(ゲーム音楽を含む)、ファンタジー小説を書くこと、刺繍などの手芸です。ゲームは特にRPG(ロールプレイングゲーム)が好きで、ゲームを通じて様々なストーリーを学んできたと思います。私が子供の頃から興味を持ったことを通じて学んだことは、”作品や音楽を通じて感動することや表現すること”です。

 

若い頃はモデルの仕事もしていましたが、それも自分自身を表現したくて始めたことでした。それらの経験を通じて私は自分自身の人生を表現したり、文章などを通じて伝えたいことを表現することができるようになったと思っています。一見、私の現在の仕事とは関係のないことのように思えますが、すべてがつながっていたのです。

 

自分のやりたいことや興味のあることをやり続けることは、必ず自分自身の能力開花につながっていくのです。ロジカルに考えるよりも、感覚的に感じたことを実行に移していく方が能力開発には効果的です。

 

こういったお話をしますと、学力が低いといい高校や大学に入って、よい仕事に就けないから将来が心配・・・という親御さんもいらっしゃいます。お子様の将来を心配するお気持ちはよくわかります。

 

ですが、いい仕事や高いお給料を取ることに固執してお子様に接してしまうと、そこから出た言葉や態度が子供自身にブロックを作ってしまい、才能開花の妨げになってしまうこともあるので気をつける必要があります。

 

大切なのは子どもの存在そのものを認め、信じることです。どんなときでもその子自身の好きなこと、興味のあることをできるだけサポートしてあげることが能力開花につながることを心の中に留めておいていただきたいと思います。